〒003-0028 北海道札幌市白石区平和通3丁目南1-4
JR白石駅南口から徒歩5分
北海道中央バス「平和通4丁目」バス停から徒歩1分
JR北海道バス「本通2丁目」バス停から徒歩5分

ビッグハウス白石店向かい

受付時間
9:00~18:00
定休日
日曜・祝日

お気軽にお問合せ・ご相談ください

011-861-3788

オヤコわたは白崎繊維工業株式会社のブランドです。

白崎枕コレクション1,000余点に古書・博物館などの枕を加えて写真紹介

第6回 革枕・金属・化学製品枕

 

【 革 枕 】

革を主材料とした枕で多くは染色した革の枕側の中に詰め物をした丸形(坊主枕)、角形、平形、楕円形、安土形(骨組がある)などがある。

また、角形の木箱に革を張ったもの、箱にふたをつけ、錠をつけて貴重品入れ兼用としたもの、朱漆をつけこれに金や黒漆で縁起のよい図柄や文字を入れた高級なもの、箱枕や撥枕につけるくくり小枕、飛脚枕(枕付胴乱)などがある。

昔は中空の革枕は遠くの音も聞えるとして珍重された。

漆画韋枕(うるしえなめしかわまくら)は中国の「魏武上雑物疏」に漢の献帝御物としてある(韋枕は革枕のこと)。

また中国では昔、牛の革で箙(えびら)を作り、戦場でこれを枕にすると人馬の声がよく聞えたとしている。

毛皮(羊皮など)を枕側としたものがあるが数は少ない。

No.851

No.851

No.852

No.853

No.854

No.855

No.856

No.857

No.858

No.859

No.860

No.861

No.862

No.863

No.864

No.865

No.866

No.867

No.868

No.869

No.870


 

【金属の枕】

金属を主原料とした枕で、鉄線、鋳物、鉄板、スプリング、アルミニウム製などがある。

冷涼感があることから夏用枕に多い。

昭和中期頃藤枕に代って鉄線製の角形、丸形、机形など作られ流行したことがある。

やや大型のスプリングの枕は10~20個のスプリングを組合わせた枕で昭和30年頃にベッドのスプリングマットのメ-カーなどで作られた。

明治~昭和初期のスプリング製の枕もあるが数は少ない。

江戸~明治の旅枕には、鉄線を組合わせたり、鉄線と鉄板を組合わせたものがある。

金属製の枕は数は少ないが変った枕が見られる。外国製では径1cm長さ2cmほどの弱いスプリングを詰め物とした枕もある。

醍醐天皇[寛平9年(897年)~延長8年(930年)]の金の枕というのもある[「枕の博物誌」(白崎繁仁、北海道新聞社1995年)]。

No.901

No.902

No.903

No.904

No.905

No.906

【 化学製品の枕 】

 

ゴム製の水枕(No.951,960,961)や携帯用の空気枕、枕の一部にゴムを使用した枕などは大正時代には既に使用されており、現代でも数は少ないが使われている(旅枕2067~2074参照)。

化学製品の枕が目立って多くなったのは昭和中期以降からである。

ラバー、ウレタン、プラスチックなどを材料として成形して作られた枕では、形造りが容易なことから丸形、角形、平形、かまぼこ形、波形、凹凸形、その他さまざまな変形型がある。成形されてない軟質のチップ材も弾性のよい詰め物材として使われている。

化学製品の詰め物材には通気性をよくしたパイプ形、中空楕円形、丸形、粒状、スライス状などがあり、更に硬、軟、厚い、薄い、太い、細いなど種類が多いので利用範囲も広い(詰め物材料の項参照)。

プラススチックを骨材として他の材料と組合わせた枕には中空形、頭頚部に合わせた形、逆湾曲形などさまざまな変形型がある。

夏季用として保冷剤を組合わせたもの、水槽をつけ気化熱を利用したもの(No.956)、磁器を組込んだもの(No.963)などもある。

No.951

No.952

No.953

No.954

No.955

No.956

No.957

No.958

No.959

No.960

No.961

No.962

No.963

No.964

お問い合せ・ご相談はこちら

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

011-861-3788

受付時間:9:00~18:00
定休日:日曜・祝日

※フォーム問合せは24時間受付中

お問合せはこちら

お電話でのお問合せはこちら

011-861-3788

営業時間:9:00~18:00
定休日:日・祝日

フォームでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。