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白崎枕コレクション1,000余点に古書・博物館などの枕を加えて写真紹介

第11回 保健・美容の枕

【保健・美容の枕】

枕はすべて保健を目的として作られ使用されているが、ここでは各人の体調に応じて病気の予防及び治療を目的として作られた枕を分類した。

高さを調節して頭頚部の負担を適合させた枕、頚こり、肩こりの治療効果を期待した指圧枕、形を整えて頭頚の圧力を平均化した枕、磁器を組み込んだ枕、入眠促進装置付枕、矯正枕、保冷、通気をよくした枕、保健、美容の生薬入枕、ハーブ枕、薬箱兼用の枕などさまざまなものがある。

文献を含むコレクションの中から代表的なものを集約してみた。

(1)高さ調節枕

   枕の最適な高さは個々の体型、寝姿、習慣、好み、髪型の保護、治療目的や枕の材質、敷の硬軟などさまざまな

   条件によって変化するので、自分に適した高さに調節できるよう工夫された枕である。

 

継ぎ足し枕 江戸時代の木製の箱を重ねた枕
離合枕

江戸時代の調整可能な箱型の枕(No.2201)

入れ子枕

江戸時代の入れ子になった枕。3個組、5個組など(No.2202)

ギア式の枕

現代、ギアで枕を上下する枕(No.2203)

パッキン材入の枕 現代、中材のパッキンの厚さを変える枕
詰め物調整枕

詰め物の量を増減する枕(No.2206)

巻取、重ね枕

薄い板状の枕を重ねたり、巻き取ったりする枕(No.2205、2208、2209)などがある

 

(2)指圧枕

   頭頚部や肩の凝りを治す指圧効果(No.2210、2211、2212、2213、2214、2215、2216)

(3)頭頚部の圧力を平均した枕

  (No.2217)

(4)磁器を組込んだ枕

  (No.2219、2220、2221)

(5)いびき防止枕

   横向き姿勢になるよう斜めにした枕(No.2224)や、いびきの音の大きさに反応して音や振動が起きる

   枕などがある。

(6)保冷枕

   陶枕、石枕、ガラス枕、水枕、通気性をよくした枕(陶枕、竹枕、パイル枕など)、気化熱を利用した

   枕(No.2222)、保冷剤入の枕(No.2223,2225,2226,2227,2228,2229,2230)など

(7)生薬枕(詰め物枕の生薬枕参照)

(8)その他

   入眠装置付枕、頭部矯正枕などがある。

No.2201

No.2201

No.2202

No.2202

No.2203

No.2204

No.2204

No.2205

No.2205

No.2206

No.2206

No.2207

No.2208

No.2209

No.2210

No.2211

No.2212

No.2213

No.2214

No.2215

No.2216

No.2217

No.2218

No.2219

No.2220

No.2221

No.2222

No.2223

No.2224

No.2222

No.2223

No.2224

No.2224

No.2225

No.2226

No.2227

No.2228

No.2229

No.2230


【変わった枕(枕ではない枕)】

直接頭頚部に当てて使う枕でないもので「枕」と呼ばれているものである。

目枕(No.2351~2354)

目の疲れを除く枕。側布は絹布が多く、中材には亜麻種、ヨシ種、アズキ、塩などがある。

首 枕 

江戸時代の役人がひと休みする時、髷がくずれないように首に当てた木製の台。

腕枕(No.2355~2359)

写本の時に腕を託する枕。中国では唐代から陶製の腕枕が使われている。竹製、木製などもある。(No.2355)

病院で注射などをする時に腕を置く枕。側材はレザー、布製などで詰め物入が多い。(No.2357~2359)

腰枕(No.2375~2379,2383)

腰に当てる枕。腰の痛みや疲れのある時など。詰め物入、藤製(No.2376~2379)、木製、ビニール製など。

尻枕(円座)(No.2363,2364)

尻に当てるクッション。円形が多いので円座の名がある。ぢ疾、床ずれ防止などに使用。綿、化繊、羊毛わた、ビニールパイプ、粒などの詰め物入、空気入など・

足枕(No.2365~2369)

脚部をのせる枕。脚部の疲れを除いたり、床ずれ防止などに使用。詰め物入、木製、藤製、空気入など。

抱き枕[別名 竹夾膝(唐代)、抱き籠、竹姫、竹奴、竹夫人、(宗代)、竹几、青奴](No.2370~2374)

使われた歴史は古い。中国南方、アジア南方の暑い地方で多く使われている。竹製、布製で綿、パンヤ、化繊わたなどの詰め物入などがある。

小 枕

一般には小型の枕をいうが、ここでは江戸時代の女性が大きな髷を結う時に使う円筒形のもの、木製、紙製などがある。

高 枕(No.2383)

箱枕や撥形枕も呼ばれることもあるが、この場合は昔の産褥をいう。

高枕母も昔の覚えあり 江戸川柳

お枕を一つ滅して御本腹 江戸川柳

脈 枕

古代中国の脈を診て病気を治療する時に使用。陶製など。

湯波枕(中国製の金属製湯タンポで寝床を暖める)、脚婆枕[(あしぬくめ、脚炉)中国製の足を暖める]、つの枕(半月計の両端がつののように尖っている装飾品)、ゆび枕(足ゆび、手のゆびに挟む枕)(No.2362)、肩枕(肩の部分に当てる枕)(No.2360~2361)、箸枕(箸置)(No.2380~2382)、曲芸の枕(別項)、信仰の枕(別項)などがある。

No.2351

No.2352

No.2353

No.2354

No.2355

No.2356

No.2357

No.2358

No.2359

No.2360

No.2363

No.2361

No.2364

No.2362

No.2365

No.2366

No.2369

No.2367

No.2370

No.2368

No.2371

No.2366

No.2369

No.2367

No.2370

No.2368

No.2371

No.2366

No.2369

No.2367

No.2370

No.2368

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